¨家族が大切にするライフスタイルや生活習慣、こだわりをいかに取り入れるか¨
家づくりの中でも最も楽しく、そして、最も悩むのが間取りづくりです。昨今のトレンドとも言うべき2つのキーワードについて見てみましょう。
我が家に居ながら、アウトドアを楽しむ空間や家族の時間を楽しむ空間として人気を集める「アウトリビング」は、室内にあるリビングとは趣の異なる、もうひとつのリビング。庭と一体となったウッドデッキや、空を独占するようなルーフバルコニー、長く伸ばした軒下に広がる半屋外のようなテラスなど、日常の中で自然を身近に感じられる心地よさが魅力。子供たちも安心して伸び伸びと遊ぶことができ、“おうち時間”をもっと楽しくしてくれる空間です。
▶︎ 居心地の良さが家族のお気に入り 大黒柱が見守る家│香木家
▶︎ 家族も仲間も集えるアイランドキッチン、間取りづくりの核│株式会社プレスト
家づくりの進化とともに、その位置付けが大きく変化しているのが「キッチンプラン」。単に料理をするための場所だけではなく、奥さまたちのこだわりを明確に反映したキッチンづくりが、間取りを描くうえでの一大テーマになっています。「お気に入りのデザインキッチンで料理を楽しむ」、「家族との会話を楽しむ場所に」、「おしゃれで使い勝手もいい収納」など、自分らしさを現した個性的で素敵なキッチンが増加中。自身のライフスタイルに照らしたキッチンの在り方を考えてみましょう。
▶︎ 水周り＋WICを集約。回遊動線を描いた1階完結型の間取り│株式会社UNITE
▶︎ 光に満ちた空間で心も晴れやかになる、2階リビングの家│美松ホーム
ペットも家族の一員。新しい住まいの間取りを考えるにあたって、愛犬や愛猫など、ペットたちの暮らしやすさも考慮しながらプランニングを進めるご家族が増えています。キャットウォークやドッグラン、ケージの位置やトイレの場所、ペット専用の出入り口や動線など、人間同様に実際の暮らしを想定した間取りやプランを採用し、ストレスのない安心・安全な住まいに。ペットと一緒に生活をするために施した、さまざまな工夫やアイデアも是非参考にしてみてください。
▶︎ 吹き抜けと大開口で空間に広がりを！愛犬にも快適な家│株式会社セルビーハウジング
▶︎ 猫との暮らしを存分に楽しむ自由な間取り│株式会社コーヨーテック
時間がいくらあっても足りない、共働き世帯や子育て世代。そんな忙しい毎日を送るご家族にとって、「毎日の家事を短時間で、楽にすませられる」間取りプランは、もはや絶対条件。一直線の水周りレイアウトや回遊動線、家事室やランドリールーム、ファミリークローゼットの効果的な配置など、移動距離が短く効率的に家事がこなせるプランが必須になります。家事に使う時間や負担を減らせれば、子育てや家族団らん、自分のために費やせる時間も増え、豊かな暮らしにもつながるはず。
▶︎ 吹き抜けと大開口で空間に広がりを！愛犬にも快適な家│株式会社セルビーハウジング
▶︎ 家事ラク動線と中庭のある間取り、明るい笑顔の暮らし│タツケンアーキデザイン
家づくりの要望として、いつも上位にランクされるのが「広いリビング」や「明るいリビング」。誰しも一度は、開放的なリビングに憧れるのではないでしょうか。前述のアウトリビングの開口から繋げることで、視線の抜けが良くなり横への広がりも生まれます。さらに吹抜けや高天井を採用することで、縦に伸びやかさが生まれ高窓からたっぷりの陽ざしを取り込むことも可能。また最近の設計では、どんなスタイルであっても“パッシブデザイン”が共通テーマ。自然の力で居心地のいい環境を生み出してます。
▶︎ 居心地の良さが家族のお気に入り 大黒柱が見守る家│香木家
▶︎ 光に満ちた空間で心も晴れやかになる、2階リビングの家│美松ホーム 株式会社
ライフステージによって、ふさわしい間取りは変わります。子供が小さい間は、空間を仕切ることなく開放的に。思春期を迎えるころには、やはり個室が必要。子供が独立すると部屋は不要となり、仕切りを取り払ってまた開放的な空間に戻す…など、将来の暮らしを見越した変化させやすい間取りプランが、現代の家づくりの特徴のひとつ。子供部屋の将来間仕切りだけを想定するのではなく、大きなフリースペースを壁や家具で仕切って子供部屋にするなど、変化パターンは様々です。
▶︎ 真四角な空間に描いた、回遊できる間取りと効率的な水周りプラン│ハヤシ工務店
▶︎ 家族が集う時間もプライベートも大切にできる家│BinO播磨 株式会社中塚組
平屋人気からも分かるように、住まいに“暮らしやすさ”を求める人が増えています。中でも最近よく耳にするのが、「1階だけで暮らしが成立するように」という言葉。2階建てでも上下の移動をできるだけしなくてすむよう、水周りやファミリークローゼットを1階に集約し、「2階は寝るだけ」の間取りにしているお家を良く見るようになっています。また、将来夫婦の寝室にできるようリビングつづきに和室を配置しておくことで、１階だけの暮らしが可能に。今も将来も、無理なく無駄なく暮らしやすい間取りづくりが人気を集めています。
▶︎ 真四角な空間に描いた、回遊できる間取りと効率的な水周りプラン│ハヤシ工務店
▶︎ 水周り＋WICを集約。回遊動線を描いた1階完結型の間取り│株式会社UNITE
