山の中に溶け込みひっそりとたたずむ茶室。日本の美しさが集約されたその空間には非日常の時間が静かに流れている。
あえて細い柱を使い華奢に見せる茶室の建築は通常の木造建築と違いとてもシビアな面が多い。またその多くが化粧材(そのまま仕上げとなる材)の為ごまかしも効かない。仕上がりを追求するためにも、一度自社刻み場にて仮組みし納まりを確認した。現場での建て方は一度組み上げた茶室を解体しもう一度組み上げたものとなる。仮組み、解体はもちろんすべての墨付け刻み、現場造作は自社大工の手によるもの。シビアな加工にも対応する大工技術は大松の家にも活かされている。
価格:-
タイプ:和風
構造:木造軸組
間取り:-
施工会社:大松建設株式会社
施工期間:-
敷地面積:-
延床面積:-
待合から躙り口への通り道
路地を抜けた先に現れる、茶席への出入り口
4帖半の茶席
4帖半の茶席
茶席の躙り口
茶席に設けた丸窓が景色を切り取る。
畳敷きの床の間。框には木の表情をそのまま残した材を使用した。
上部を丸く形作った花頭口(火灯口)
茶道具が置かれた水屋
畳敷きの茶室玄関
弊社は住む人の声、そして木の声を聞く家づくりを行っております。
自社倉庫で豊富に保管している木材を、加工から現場造作まで自社大工が一貫して行い、プランや仕様にしたがって適材適所に使い分け、寺社建築で培った技術や知恵を一般住宅に生かし役立てています。土壁を使わなくても「呼吸する家」が実現できるように、『通気断熱WB工法』を推奨し、それぞれの家に似合う家具も表情豊かな無垢材で造作。どこまでも〝自然〟の力を生かした家づくりは弊社の得意とするところです。
随時開催の構造・完成見学会や実際に大工が作業している刻み場のご見学等にて大松の家づくりをぜひご確認ください。