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光熱費と家づくりの話―光熱費がかからない住宅とは?【はりまの家BOOK編集長コラム】

はりまの家編集部
2023.08.02

コロナ禍からの景気のリバウンドやウクライナ侵攻をはじめとした世界情勢の変化、加えて急速に円安が進んだことによって物価の高騰が続く昨今。
エネルギーの調達コストも例外ではなく跳ね上がり、一般家庭の日々の電気代やガス代にも値上げの波が…。

そこで今回のコラムでは、家庭の光熱費に大きく関わる家づくりのトレンドについて考えてみました。

目次

  1. 生活を守っていける家づくりの方法や工夫を考える
  2. 『省エネ+創エネ』が家づくりの中心に!
  3. 知っておきたい今どきの〝空調〟事情を紹介!
  4. まとめ

生活を守っていける家づくりの方法や工夫を考える

節約や節電では追いつかない光熱費の高騰…

2021年(令和3年)以降、値上げが続いている電気代・ガス代ですが、総務省統計局の「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)」によると、2人家族以上の世帯における水道光熱費の平均は月々あたり21,531円。同じく2022年(令和4年)の調査報告では24,524円と、約14%の上昇になっているようですが、実際の体感としてはもっと上昇幅は大きく、電気代・ガス代ともに直近のピークといえる2023年(令和5年)1月の請求金額を見て衝撃を受けた人も多いのではないでしょうか。

それ以降は、為替や原油・ガスなどエネルギー価格の落ち着きに加えて、家庭用電気料金で1kWhあたり7円、家庭用都市ガス料金で㎥あたり30円を支援する「激変緩和対策事業」の効果や、2022年度には1kWhあたり3.45円が徴収されてきた「再生可能エネルギー発電促進賦課金」が2023年度の改定で1.4円に引き下げられたこともあって、光熱費も落ち着いた状況で推移しています。

生活を守っていくためにも、電気代やガス代といったランニングコストを抑えられる家であることは大切な要素であり、節約や節電をするために過度な“我慢”をしなくても、普通に暮らしているのに「光熱費を抑える家」であることが“理想”ではないでしょうか。

『省エネ+創エネ』が家づくりの中心に!

『省エネ化+ZEH』光熱費のかからない家がこれからのおすすめ

では、「光熱費のかからない家」とは具体的にどういった家を指すのでしょうか。

光熱費の抑制=エネルギー消費量を減らすことができる『省エネ住宅』がこれにあたります。

この『省エネ』というキーワードは、2050年に「カーボンニュートラル」を実現するという大きな政府目標を達成するためにも重要なポイントで、昨今の家づくりのトレンドにもなっています。家庭の省エネ化を進めるうえでは、エネルギー消費の30%近くを占める冷暖房エネルギーを少なくすることが必要であり、その実現には気密性・断熱性のさらなる向上が不可欠。気密・断熱性能を高めることで、夏は「屋外から熱気を入れることなく、エアコンがよく効く」、冬は「暖かい空気を屋外へ逃がすことなく、室温がほぼ均一」、という快適な室内環境が築けるだけでなく、消費電力を抑え、光熱費の抑制にも大きく貢献することにつながっていきます。

また、使用するエネルギーの量を大幅に減らすこととともに家づくりの大きなテーマとなっているのが、太陽光発電システムの導入などによるエネルギーの創出です。「2030年において新築戸建住宅の6割に太陽光発電設備が設置されること」が政府の目標とされており、省エネと創エネを両立した家庭での年間の「エネルギー収支をゼロ以下にする家=ZEH(ゼッチ)」が推奨されています。電力を自前で賄うことができれば電気代の削減に直結するだけでなく、自然災害などに伴う停電時においても電気を使うことができるなど、さまざまなメリットを含んでいると言えるでしょう。

知っておきたい今どきの〝空調〟事情を紹介!

快適性をアップしながら年間の光熱費が安くすむケースも…

光熱費に直結するテーマとして是非覚えておいてほしいのが、多彩なシステムが用いられる今どきの〝空調〟事情。
〝空調〟といえば、LDKや各居室に取り付けた壁掛けエアコンや天井埋め込みタイプのエアコンなど「個別空調」が主流ですが、近年、採用事例が増えてきたのが「全館空調」タイプです。

小屋裏空間に家庭用エアコンなどの空調機器本体を設置して小屋裏自体を空調し、その空間内の冷暖気をダクトなどから各居室や室内全体へと送る『小屋裏エアコン』や、1階の床上に空調機器本体を設置して床下に向かって送風し、床下の空間全体を蓄熱層として通風口を介して1階フロアへと暖気を送る『床下エアコン』といった方式があり、24時間稼働させて建物内全体を一定の温度に保つという高気密・高断熱だからこそ可能になったシステムといえるでしょう。室内全体の温熱環境を快適にコントロールできることに加えて、「個別空調」と比較しても年間の光熱費が安くすむというデータもありますので、導入費用や間取りプランも考慮しながら検討してみてください。

まとめ

住まいづくりにあたっては、家を建てる際にかかる「イニシャルコスト(=建築費用)」をどうしても重視しがちですが、長い暮らしを考えると家を建てた後の「ランニングコスト(=毎月の光熱費等)」が重要なのは言うまでもないはず。住宅性能の向上や空調システムの導入には当然コストがかかりますが、光熱費が高騰する今だからこそ将来の家計を見据えて『省エネ住宅』の実現を目指してほしいものです。

はりまの家では、光熱費のかからない家づくりに参考になる播磨エリアの建築会社のモデルハウスや完成見学会などのイベント情報を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

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